「コーチング」による学習指導を行う高校受験・発達障害(LD・ADHD・自閉症スペクトラム)の家庭教師・オンライン指導

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内申点対策コーチング

高校受験は入試の結果だけでなく、内申点の内容も合否に大きく影響します。(都道府県によって違いますが、内申点の比重は約4~5割程度が一般的。)
したがって、高校受験対策と同じくらい内申点対策は重要なのです。
しかし、発達障害(LD、ADHD、自閉スペクトラム等)もしくはグレーゾーンのお子さんの多くはこの内申点で苦労することが多く、高校受験の足かせになってしまいます。
そこでコーチング1では高校受験対策に加え、「内申点対策コーチング」も行います。

1そもそも内申点とは?

内申点とは、受験校に提出される内申書に書かれている「教科の評価・評定値」のことです。
内申書には内申点の他に「特別活動(部活動)の記録」「出欠の記録」「総合所見」などの記載がありますが、高校受験において最重要視されるのは内申点です。
では内申点はどのように決定されるのでしょうか?

2「観点別評価」の理解

2002年のゆとり教育の本格導入により、成績の評価方法が、生徒の成績が学習集団全体のどのあたりの位置にあるかで評価しようとする「相対評価」から、他の生徒の成績を考慮に入れず、生徒本人の成績そのもので評価しようとする「絶対評価」に変わったことは有名な話です。
そして「絶対評価」の中でも、予め設定した到達するべき目標(=観点)に対して、どこまで到達できたかで評価する「観点別評価」という評価方法で、成績は決まっています。

国語と英語を除いた教科では、観点別評価は「関心意欲態度」「思考判断」「技能表現」「知識理解」の観点で行われます。
国語では「思考判断」「技能表現」の代わりに「聞く・話す能力」「書く能力」「読む能力」、英語では「話す・書く能力」「聞く・読む能力」が観点となります。
それぞれAからC(もしくは◎、○、無印)の3段階で評価され、その組み合わせによって「4」や「5」といった評定が決まっています。
つまり、各観点の評価をそれぞれ上げていけば、内申点は上がるのです。
そうはいっても、具体的にどうやって各観点の評価をあげていくかが難しい点です。
私たちは以下のポイントで内申点対策を行なっていきます。

3苦手な観点の把握

発達障害(LD、ADHD、自閉スペクトラム等)もしくはグレーゾーンのお子さんの場合、通知表の評定の横にある「観点別評価の欄」をもとに、どの観点が弱いのかを把握するところから始まります。
各観点を掘り下げて考えていきます。

「関心意欲態度」

・授業態度
・挙手の回数
・課題の取り組み方
・課題の提出状況

「思考判断」

・調べ学習への取り組み方
・テストの記述問題

「技能表現」

・ノートの取り方
・テストの資料読み取り問題

「知識理解」

・テストの知識理解を問う問題

このように掘り下げた上で、自分自身の学習状況と照らし合わせ、弱点を把握します。

4中間・期末テスト対策

上記で挙げた観点を整理すると、内申点は約50%が定期テストの点数で、残りの約50%が関心意欲態度で決まります。
そのうちの定期テストについては、それぞれの観点に点数が振り分けられて評価されます。(100点満点のうち、思考判断15点、技能表現35点、知識理解50点など)
ですから、数学の評点をあげたい場合に、テストの結果をチェックし、自分が失点しているのは単純な知識理解問題なのか、グラフ作成などの技能表現問題なのか、証明問題などの思考判断問題なのかを分析し、自分の弱い観点の対策を行う必要があります。
つまり、苦手分野の克服が、内申点アップに直結するのです。

5「関心意欲態度」の向上

・・・とはいえ、テストの点数をすぐ上げることは簡単ではありません。
しかし、内申点の約50%を占める「関心意欲態度」の評価はすぐに上げることが可能です。

これは極論ですが、テストが0点でも、関心意欲態度が良ければ通知表が「2」や「3」になるほど、「関心意欲態度」は重要です。
しかし、「授業で積極的に挙手をする」「提出物をしっかり提出する」などということは「言うは易し、行うは難し」です。
特に発達障害(LD、ADHD、自閉スペクトラム等)もしくはグレーゾーンのお子さんには具体的な指示をしてあげないことには実行することはできません。

例えば、引っ込み思案で挙手が苦手だったり、逆に空気を読まずに挙手するせいで授業の邪魔になるお子さんもいます。その場合に私たちは、授業中ではなく放課後にこっそりと質問に行くように指示をします。
また、提出物の大切さは分かっていても、特性上計画性が弱かったり、処理速度が遅いために期限までに間に合わないお子さんもいます。
その場合に私たちは、時間割を作成し、期限までに終わるようにペースメイキングします。
このように個別にできることを指示し、関心意欲態度の評価が少しでも上がるように工夫をします。

6内申点の他に重要なもの

内申点の他に重要なことは「資格」です。
昔は英検3級以上と言われていましたが、今は英検以外にも、漢検や数検などで3級以上の資格を持っていれば、評価されることが多いです。
進学先によっては、これらの漢検に力を入れている学校もあるので、3級以上を持っていると有利になります。

よく部活動も重要といわれますが、実は必ずしもそうではありません。
なぜなら、部活動で高く評価されるのは県大会レベルで突出した成績を収めている場合のみだからです。
ですから内申のために好きでもない部活を無理してやるというのはお勧めしません。
本当に興味がある部活に入り、自分のために活動することをお勧めします。

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